ILCE-7SM3
* 本体ソフトウェアVer.3.00以降
HEIF形式の特徴
記録できる静止画のファイル形式は、JPEG形式またはHEIF形式です。
JPEG形式は互換性に優れ、様々な環境で閲覧や編集を行えます。HEIF形式は圧縮効率に優れ、高画質のまま小さいファイル容量で記録できます。
ただし、お使いのパソコンやソフトウェアによっては、HEIFファイルの表示や編集ができない場合があります。また、HEIF形式の静止画を再生するには、HEIFに対応した環境が必要です。カメラとテレビをHDMI接続することで、高画質な静止画をお楽しみいただけます。
HDMI接続するときは、プレミアムハイスピードHDMIケーブル(別売)をご使用ください。
PCアプリケーションImaging Edge Desktopは、HEIFファイルのJPEG/TIFFファイルへの変換、HEIFファイルの閲覧/編集に対応しております。
Imaging Edge Desktopのダウンロードはこちら
HEIF形式の特徴
- JPEG同等の画質を保ちつつ約2倍の圧縮効率でファイル容量を小さく抑えることができ、保存やデータ送信が効率的に行えます。
- 10bitの豊かな階調表現で映像を記録することができ、滑らかにトーンの変わる空のグラデーションの再現などに有効です。
- 色再現性に優れたカラーサンプリング4:2:2での記録にも対応しています。高画質を求められる場合には4:2:2を利用することも可能です。
- カメラの[HLG静止画]機能を使用すると、HDR映像の規格であるHLG(Hybrid Log-Gamma)相当のガンマ特性を使用して、ダイナミックレンジが広く、BT.2020に対応した広色域な静止画を撮影できます。
設定方法
カメラの撮影モードを静止画撮影モード(P、A、S、M)に設定後、以下の設定を行ってください。
- [JPEG/HEIF切換]
MENU → (撮影)→[画質/記録]→[JPEG/HEIF切換]→[HEIF(4:2:0)]、[HEIF(4:2:2)]のいずれかを選ぶ。
ご注意
- PCアプリケーションImaging Edge Desktopを使うと、HEIFファイルをJPEG(8bit)またはTIFF(16bit)に変換することもできます。より多くの機器での画像再生が必要な場合はJPEGへの変換を、画像の編集には10bitで撮影した階調データを活かせるTIFFへの変換をおすすめいたします。
- HDR撮影したHEIF形式のファイルをTIFFに変換した場合、色管理に対応した画像編集ソフトを使用してください。対応していないソフトでは正しく色再現されない場合があります。
- [画質/画像サイズ設定]
MENU→ (撮影)→ [画質/記録]→[画質/画像サイズ設定]→以下の設定をします。
- [ファイル形式]→[HEIF]を選ぶ。
- [HEIF画質]→希望の設定を選ぶ。
- [HEIF画像サイズ]→希望の設定を選ぶ。
- [アスペクト比]
MENU→ (撮影)→ [画質/記録]→[アスペクト比]→ 希望の設定を選ぶ。
HDR映像の規格であるHLG(Hybrid Log-Gamma)相当のガンマ特性を使用して、ダイナミックレンジが広く、BT.2020に対応した広色域な静止画を撮影したい場合は、続けて以下の設定をしてください。
- [HLG静止画]
MENU→ (撮影)→ [画質/記録]→[HLG静止画]→ [入]を選ぶ。
ヒント
[HLG静止画]機能で撮影した静止画をカメラ本体で撮影画像を再生する場合
[ガンマ表示アシスト]機能を使うことでHLG(BT.2020)に対応したモニターで表示したときと近い画質で表示できます。[ガンマ表示アシスト]を[入]にし、[ガンマ表示アシスト方式]を[オート]または[HLG(BT.2020)]に設定してください。
[HLG静止画]機能で撮影した静止画をテレビで鑑賞する場合
カメラとHDMI接続したHDR対応テレビ*で静止画を鑑賞することができます。プリントでは体験が難しい、従来より広いレンジの明るさを大画面でお楽しみいただけます。
- *
- HLG(Hybrid Log-Gamma)の広いレンジの明るさで静止画を鑑賞するには、HDR対応テレビが必要です。またHDR対応のソニー製テレビに適切に表示させるためには、テレビの画質設定の中にある[映像信号]または[映像オプション]の設定をオートにしてください。
- *
- このWebページで使用しているカメラのメニュー画面は簡略化して表示しております。実際のカメラの画面表示を正確に再現しているものではありません。