ILCE-7M4
本機は10bitのビット深度、4:2:2カラーサンプリング、高効率なMPEG-H HEVC/H.265コーデック対応、Intra圧縮など高い映像品質を実現し、編集作業にもつながる多彩なフォーマット、記録方式に対応しています。
HDMI接続するときは、プレミアムハイスピードHDMIケーブル(別売)をご使用ください。
動画を記録するときの各記録方式の設定方法と特徴は以下をご覧ください。
* 静止画/動画/S&Q切換ダイヤルを(動画撮影モード)またはS&Q(スロー&クイックモーション撮影モード)にした場合のカメラのメニュー画面
* 静止画/動画/S&Q切換ダイヤルを(動画撮影モード)またはS&Q(スロー&クイックモーション撮影モード)にした場合のカメラのメニュー画面
スロー&クイックモーション撮影の場合は以下の設定をしてください。
静止画/動画/S&Q切換ダイヤルを(動画撮影モード)またはS&Q(スロー&クイックモーション撮影モード)にして、MENU→ (撮影)→ [画質]→[スロー&クイック設定]→ 設定したい項目を選択し、希望の設定を選ぶ。
汎用性の高いMPEG-4 AVC/H.264コーデックで記録するため、対応した様々な機器で鑑賞や編集が行えます。
TVで鑑賞する場合
記録フレームレート | 記録設定 |
---|---|
60p | 150M 4:2:0 8bit |
動画を編集する場合
動画編集時は高い階調耐性がある4:2:2 10bitの記録設定をおすすめします。動画編集ソフトとの互換性も高く、XAVC S-I 4K/XAVC S-I HD(Intra圧縮)に比べてファイル容量が小さい特徴があります。
記録フレームレート | 記録設定 |
---|---|
24p | 100M 4:2:2 10bit |
60p | 200M 4:2:2 10bit |
MPEG-H HEVC/H.265コーデック、10bit記録により、ファイル容量を抑えながら、高画質で階調性に富んだ映像が記録できます。
TVで鑑賞する場合
HDR対応のピクチャープロファイルとして広色域のBT.2020カラースペースに対応するHLG(Hybrid Log-Gamma)を搭載しました。
HDR(HLG)対応テレビとHDMI接続して再生することで、カラーグレーディングをせずに黒潰れと白飛びを抑えた肉眼に近いリアリティーのある映像が楽しめます。
記録フレームレート | 記録設定 | ピクチャープロファイル |
---|---|---|
60p | 150M 4:2:0 10bit | PP10*1 |
動画を編集する場合
動画編集時は高い階調耐性がある4:2:2 10bitの記録設定をおすすめします。
XAVC HS 4K動画をパソコンで編集するときは、MPEG-H HEVC/H.265コーデックに対応した動画編集ソフトをお使いください。
また快適に編集を行うには、処理能力の高いパソコンのご使用をおすすめします。
Windowsパソコンで再生するには、Windows10以上、マイクロソフトが提供するビデオ拡張機能コーデックをインストールする必要があります。
記録フレームレート | 記録設定 |
---|---|
24p | 100M 4:2:2 10bit |
長時間撮影する場合
高い圧縮率を活かして、ファイルサイズが小さい4K動画を記録することが可能です。
メモリーカードに4K動画を長時間記録したい場合は、下記のような設定値例がおすすめです。
記録フレームレート | 記録設定 |
---|---|
60p | 45M 4:2:0 10bit |
ご注意
汎用性の高いMPEG-4 AVC/H.264コーデック、高い階調性のある4:2:2 10bitサンプリングのXAVC S-I 4K/XAVC S-I HDは、動画編集に適しています。映像の圧縮を1フレーム毎に行っているIntra圧縮方式のため、動画編集する際のパソコンへの負担がLong GOP圧縮方式に比べて小さくなります。ただし、記録されるファイル容量はLong GOP圧縮方式に比べて大きくなります。
撮影した動画をそのままテレビ鑑賞する場合は、XAVC S 4K/XAVC S HD 4:2:0 8bitやXAVC HS 4K 4:2:0 10bitでの撮影をおすすめします。
記録フレームレート | 記録設定 |
---|---|
60p | 600M 4:2:2 10bit |
24p | 240M 4:2:2 10bit |
記録方式によって必要となるメモリーカードの要件が異なります。