Creators' Cloud

使いかた

本ソフトウェアを使うと、IPTCメタデータ*を作成し、メモリーカードに書き出すことができます。

書き出された情報をカメラに登録すると、撮影時に画像にIPTCメタデータを付加することができます。

* IPTCメタデータとは、IPTC(International Press Telecommunications Council)によって策定された、デジタル画像に含まれるメタデータの標準規格です。
[IPTC Photo Metadata Standard : Copyright IPTC]
また、本ソフトウェアで使用するメタデータは、IPTCに定義されない項目も一部含みます。

操作概要

IPTC Metadata Presetは、IPTCメタデータをXMPファイル形式で取り扱い、ファイルの作成・保存・読み込み・メモリーカードへの書き出し操作を行います。

カメラへのIPTCメタデータの登録、静止画へのIPTCメタデータの書き込みの入/切はカメラ側で行います。

カメラ側の操作方法について詳しくは、IPTCメタデータに対応した機種のヘルプガイドをご覧ください。

操作概要のイラスト

IPTC Metadata Presetの操作

1 IPTCメタデータの入力・保存

2 メモリーカードへIPTCメタデータの書き出し

カメラの操作

3 カメラへのIPTCメタデータの登録

4 静止画へのIPTCメタデータの書き込み

ヒント

  • カメラとパソコンをUSB接続することで、IPTCメタデータをカメラ内のメモリーカードに転送することもできます。この場合は、カメラ側で[USB接続]を[マスストレージ]に設定したあと、IPTC Metadata Presetで[Export]ボタンを押してカメラ内のメモリーカードに保存してください。
  • 1つのメモリーカードにはプリセットを20個まで書き出しができます。カメラ内にIPTCメタデータのプリセットを1個だけ登録できる機種と20個まで登録できる機種があります。1個だけ登録できる機種では、メモリーカードに書き出された1番目のプリセットのみ登録ができます。

IPTCメタデータの入力

画像の詳細や、所有権、撮影場所などの情報を任意に入力します。

入力画面のスクリーンショット
Preset Information
カメラにプリセットを登録する際に参照します。

【項目】

  • Preset Name
    • カメラ内にIPTCメタデータのプリセットを20個まで登録できる機種では、メモリーカード内のプリセットに設定されたPreset Nameが画面表示されます。

    ヒント

    カメラ内にIPTCメタデータのプリセットを20個まで登録できる機種では、カメラ画面に表示されるPreset Nameを参照してメモリーカード内のプリセットからカメラに登録するプリセットを選択できます。
Image Content
画像の説明や記事の見出しなどを入力します。

【項目】

  • Caption/Description
  • Alt Text (Accessibility)
  • Extended Description (Accessibility)
  • Caption/Description writer
  • Headline
  • Keywords *2
  • Person shown *2
  • Name of featured Organisation *2
  • Code of featured Organisation *2
  • IPTC Scene Code *2
Image Rights
撮影者の名前や、画像の著作権を有する法人名などを入力します。

【項目】

  • Creator/Photographer *2
  • Creator's Job Title
  • Copyright Notice
  • Credit Line
  • Source
  • Copyright Info URL
  • Rights Usage Terms
Event and Location
撮影イベント名や撮影場所などを入力します。

【項目】

  • Event
  • City
  • Sublocation
  • Province/State
  • Country
  • ISO Country Code *1
  • IPTC Subject Code *2
  • Intellectual Genre
Locations Taken
撮影場所などを入力します。

【項目】

  • Sublocation
  • City
  • Province or State
  • Country Name
  • Country ISO-Code *1
  • World Region
  • Location ID *2
  • Location Shown
    • Sublocation
    • City
    • Province or State
    • Country Name
    • Country ISO – Code *1
    • World Region
    • Location ID *2
Status
画像への編集指示やステータスを入力します。

【項目】

  • Title/Object Name
  • Job ID/Trans Ref
  • Instructions
  • Edit Status
  • Category
  • Supp Cat1
  • Supp Cat2
  • Supp Cat3
  • Urgency
Contact Info
画像の取扱い時の連絡先を入力します。

【項目】

  • Address
  • City
  • State/Province
  • Postal Code
  • Country
  • Email(s)
  • Phone(s)
  • Web URL(s)
Licensing
画像のライセンス情報を入力します。

【項目】

  • Copyright owners
    • Name
    • ID
  • Image Creators
    • Name
    • ID
  • Image Supplier Name
  • Image Supplier ID
  • Supplier's Image ID
  • Image Registry Entries
    • Registry Organization Identifier
    • Registry Image Identifier
    • Registry Entry Role
  • Licensors
    • ID
    • Name
    • URL
    • Street Address
    • Extended Address
    • City
    • State/Region
    • Postal Code
    • Country
    • Email
    • Telephone 1
    • Type
    • Telephone 2
    • Type
Models, Properties, and Artwork
モデルの追加情報などを入力します。

【項目】

  • Additional Model Info
  • Model age *2
  • Model Age Disclosure
  • Model Release Status
  • Model Release IDs *2
  • Property Release Status
  • Property Release IDs *2
  • Artwork or Object
    • Title
    • Creator *2
    • Creator ID *2
    • Date Created
    • Circa Date Created
    • Style Period *2
    • Source
    • Src Inventory Num
    • Src Inventory URL
    • Notice
    • Owner Name
    • Owner ID
    • Content Desc
    • Contribution Desc
    • Physical Desc
Media

【項目】

  • Max, Image Width
  • Max, Image Height
  • Digital Source Type

*1 ISO Country Codeは、下記のいずれかの方法で入力できます。(IPTC Metadata Preset Ver.1.1.00以降)

  • プルダウンリストから、国/地域コード(3桁)を選択する
  • テキストボックスに、国/地域コード(2桁または3桁)を直接入力する

*2 複数の文言を 「,」(コンマ)を区切りとして入力できます。Photo Mechanic等のPCアプリケーションで作成した 「,」(コンマ)で区切られた複数の文言が取り込まれます。(IPTC Metadata Preset Ver.1.2.01以降)

IPTCメタデータの読み込み・保存・書き出し候補登録・書き出し

画面下部のボタンを使って、IPTCメタデータの読み込み・保存、メモリーカードへの書き出しなどの操作を行います。

本アプリで取り扱うデータはXMPファイルで「***.xmp」というファイル名で保存されます。

ボタンのスクリーンショット
  • Clear

    現在編集中のIPTCメタデータをすべてクリアします。

  • Open

    IPTCメタデータが書かれているXMPファイルを読み込みます。

  • Cart

    Export-File Cart画面を開いて、ファイルをメモリーカードに出力する候補として登録します。(保存する必要がある場合は[Save/Cart]で保存と登録を行います)

  • Save/Cart

    作成したIPTCメタデータを任意のXMPファイル名でパソコンに保存します。続いてExport-File Cart画面が開くので、ファイルをメモリーカードに出力する候補として登録します。

  • Export-File Cart

    ファイルをメモリーカードに出力する候補として登録します。

    • 登録する番号を選択してから[Copy to Cart]をクリックしてファイルを登録します。
    • [Remove]をクリックすると登録を解除します。
    • 番号の左に表示される「*」は、その番号に登録・登録解除の操作が行われたことを示します。
    • [OK]をクリックして登録・登録解除を確定します。
    • カメラ内にプリセットを1個だけ登録できる機種をご利用の場合には、No.01を選択して[Copy to Cart]をクリックしてください。
  • Export

    カメラに登録するIPTCメタデータをメモリーカードに出力します。

    • Export-File Cart画面が開くので、出力する候補として登録されたファイルを確認します。確認後[Export]をクリックし、出力先のメモリーカードを選択して出力します。

ご注意

  • IPTCメタデータの入力中に読み込み(Open)を行うと、作成中のデータは破棄され、新しく読み込まれたデータが表示されます。
  • 読み込もうとするIPTCメタデータがIPTC Metadata Presetで入力できる文字数より大きい部分はカットされます。
  • IPTC Metadata Presetで扱えるIPTCメタデータのみを読み込み、非対応のフィールド/データは読み込まれません。