ILCE-1

フォーカス設定ガイド

各イベントでの設定

競技別に、特に基本推奨設定と異なる点を中心に、その競技独自のポイントや設定のコツをまとめました。

球技

サッカー、フットサル、ハンドボール

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [4]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

ボールを持つ選手が頻繁に代わったり、選手の前を他の選手が横切ったりするケースが多いので、[AF被写体追従感度]はやや敏感度の高い[4]がおすすめです。
フォーカスエリアの設定は、選手が近い場合は[スポット: M]、遠い場合や複数の選手が密集しているときは[拡張スポット]がおすすめです。

バスケットボール、バレーボール

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

選手の前を頻繁に他の選手などが横切るシーンで安定して追従をおこなうには、[AF被写体追従感度]は[3(標準)]が適しています。
フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめです。
被写体となる選手を安定してフレーミングできる場合は、[拡張スポット]の方がよりピンポイントで選手を狙うことができます。

テニス

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    テニスのシングルスで選手のバストアップの撮影など、左右に動きの激しいシーンではフォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングと併用した場合、フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。
    トラッキングを開始するエリアの付近に審判や観客など選手以外の顔があると、ピント位置を正しく選べない場合があります。
    カスタムキー/ダイヤル設定設定]で希望のキーに[押す間顔/瞳優先OFF]または[再押し顔/瞳優先OFF]を割り当てると、キーを押すことで一時的に[AF時の顔/瞳優先]が[切]になります。ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動してしまう場合におすすめいたします。

    次々に撮影したい選手を変えたい場合は再度シャッターボタンを半押しするか、[スポット: M]が有効です。
    カスタムキーに[押す間トラッキング]または[カスタム撮影設定登録](AFオンとトラッキングを設定)を割り当てると、切り換えが素早く行えます。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    選手の前を頻繁に他の選手などが横切るシーンで安定して追従をおこなうには、[AF被写体追従感度]は[3(標準)]が適しています。
    フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめです。
    被写体となる選手を安定してフレーミングできる場合は、[拡張スポット]の方がよりピンポイントで選手を狙うことができます。

ラグビー

推奨設定

フォーカスエリア] [拡張スポット]
[スポット: M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

選手の前を頻繁に他の選手が横切るシーンで安定して追従をおこなうには、[AF被写体追従感度]は[3(標準)]が適しています。
フォーカスエリアはピンポイントで狙いやすい[拡張スポット]がおすすめで、特に選手がスクラムを組むシーンなどで特定の選手を狙う場合に有効です。

アメリカンフットボール

推奨設定

フォーカスエリア] [拡張スポット]
[スポット: M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [2]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

選手同士が交錯してぶつかり合う状況で、安定して選手を追従し続けるには、[AF被写体追従感度]をやや粘りのある[2]に設定します。
多くの選手が密集する状況が多いので、特定の選手を狙うためには[拡張スポット]がおすすめです。

セパタクロー

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[ゾーン]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

汎用性の高い基本推奨設定([AF被写体追従感度]は[3(標準)]、フォーカスエリアは[スポット: M])が有効です。障害物が多い場合には敏感度をやや粘りのある[2]に、フォーカスエリアをスポット性の高い[拡張スポット]に設定することをおすすめします。
選手のスピードが速く、[スポット: M]でピントを合わせ難い場合は、フォーカスエリアを[ゾーン]に設定すると高速の被写体にピントが合いやすくなります。
選手の顔が隠れる競技では、顔を認識できない場合があります。
ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。

陸上競技

走り高跳び、棒高跳び

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、ピントが手やポールに引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。
    フォーカスエリアも[スポット: M]がピントが安定するのでおすすめです。
    ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。
  • [トラッキング:スポット M]
    正面からの撮影では、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定し、トラッキングしている被写体以外への乗り移りを防ぐことができます。選手をトラッキングしている時はフレーミングを自由に変えることが出来るので、背景のバランスを考えて撮影が可能です。

陸上競技(走り高跳び、棒高跳び以外)

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、ピントが手やポールに引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。
  • [トラッキング:スポット M]
    一人の選手を追い続けたいシーンでは、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングと併用した場合、フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

    砲丸投げなど選手の顔が隠れる競技では、顔を認識できない場合があります。
    ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。

    次々に撮影したい選手を変えたい場合は再度シャッターボタンを半押しするか、[スポット]が有効です。
    カスタムキーに[押す間トラッキング]または[カスタム撮影設定登録](AFオンとトラッキングを設定)を割り当てると、切り換えが素早く行えます。

ウィンタースポーツ

スキー、モーグル、スノーボード、スキージャンプ、バイアスロン、ボブスレー、ショートトラック

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    選手がポールの後ろを通過するアルペンスキーや、トップ選手の入れ替わりの多いショートトラックでは、[AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、安定して追従がおこなえます。
    フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめですが、選手が遠い場合やショートトラックのように密集している場合は、[拡張スポット]がおすすめです。
  • [トラッキング:スポット M]
    一人の選手を追い続けたいシーンでは、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングと併用した場合、フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。


    カスタムキーに[押す間トラッキング]または[カスタム撮影設定登録](AFオンとトラッキングを設定)を割り当てると、切り換えが素早く行えます。
    選手が大きめのゴーグルを装着している場合など顔を認識できない場合があります。
    ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。

スピードスケート

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[ゾーン]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[ゾーン]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[ゾーン]に設定することをおすすめいたします。
    選手のスピードが速く、[スポット: M]でピントを合わせ難い場合は、フォーカスエリアを[ゾーン]に設定すると高速の被写体にピントが合いやすくなります。
  • [トラッキング:スポット M]
    一人の選手を追い続けたいシーンでは、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。

    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

    選手の動きが速く被写体を捉えにくい場合は、[トラッキング:ゾーン]に設定すると被写体を捉えやすくなります。

フィギュアスケート(シングル)

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[ゾーン]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    フィギュアスケート(シングル)の滑走中の単独ショットでは、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

    カスタムキーに[押す間トラッキング]または[カスタム撮影設定登録](AFオンとトラッキングを設定)を割り当てると、切り換えが素早く行えます。
  • [スポット: M]/[ゾーン]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[ゾーン]に設定することをおすすめいたします。
    選手のスピードが速く、[スポット: M]でピントを合わせ難い場合は、フォーカスエリアを[ゾーン]に設定すると高速の被写体にピントが合いやすくなります。

アイスホッケー

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [4]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

パックを持つ選手が次々に代わるため、[AF被写体追従感度]はやや敏感度の高い[4]が適しています。
フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめですが、選手が遠い場合や密集している場合は、より狙った場所にピントを合わせるため、[拡張スポット]に切り替えてください。

カーリング

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [2]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    正面からショットのシーンを撮影するなど一人の選手に追従させたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

    次々に撮影したい選手を変えたい場合は再度シャッターボタンを半押しするか、[スポット]が有効です。
    カスタムキーに[押す間トラッキング]または[カスタム撮影設定登録](AFオンとトラッキングを設定)を割り当てると、切り換えが素早く行えます。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    狙っている選手を安定して追従させるために、[AF被写体追従感度]はやや粘りのある[2]がおすすめです。
    フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめですが、選手が遠い場合や密集している場合は、より狙った場所にピントを合わせるため、[拡張スポット]に切り替えてください。

モータースポーツ

カーレース、カート、オンロードバイク

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    加速や減速があるモータースポーツ撮影でも、[AF被写体追従感度]の[3(標準)]で安定した追従が可能です。
    フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめですが、車やバイクが遠い場合は、[拡張スポット]に切り替えてください。
  • [トラッキング:スポット M]
    車やバイクの単独撮影など一つの被写体に追従させたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    特定の車両やフォーミュラーカーのヘルメットなど特定の場所にピントを合わせたいシーンでは[スポット: M]が有効です。
    トラッキング中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、車両や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

モトクロス

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[ワイド]
[トラッキング:ワイド]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[ワイド]
    走行中は[スポット: M]がおすすめですが、空中のジャンプシーンでは[ワイド]が有効です。広いフォーカスエリアを活かして、連続撮影中に構図のバリエーションを作ることができます。
    [ワイド]に設定すると、オートフォーカス開始時に画面中心で被写体を捉えられれば、その後はほぼ画面全面で被写体を追従することができるので、連続撮影中でも自由に構図を変えることができます。
  • [トラッキング:ワイド]
    ジャンプのシーンなどで動きの激しい被写体を捉えにくい場合は[トラッキング:ワイド]に設定すると被写体を捉えやすくなります。
    トラッキング中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、バイクや背景のバランスを考えて撮影が可能です。
    バイクの単独撮影など一つの被写体に追従させたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。

その他のスポーツ

競泳

推奨設定

フォーカスエリア] [拡張スポット]
[スポット: M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [1(粘る)]~[2]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

水中に潜ってしまう水泳では、[AF被写体追従感度]は粘りのある[1(粘る)]~[2]に設定すると、背景にピントが抜けてしまうのを軽減することができます。
水面や水しぶきにピントが引かれることがあるので、スポット性の高い[拡張スポット]がおすすめです。

自転車

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    集団で走行しているシーンなどで安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、他の選手や障害物に引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。
  • [トラッキング:スポット M]
    単独で走行している選手の撮影などではフォーカスエリアを構図の自由度が高い[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。

    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

アーチェリー、競馬

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    単独の選手を撮影したいシーンでは、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    競馬で馬が密集しているシーンなどで安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、他の選手や障害物に引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。

競艇

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    単独のボートを撮影したい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    選手がヘルメットを装着している場合など顔を認識できない場合があります。
    ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    スタート直後など順位が次々に入れ替わる状況で先頭の被写体を追いたい場合は、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、他の選手や障害物に引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。

カヌー、馬術

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [2]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    カヌーや馬術のように障害物のある状況で、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、障害物に引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。
  • [トラッキング:スポット M]
    一人の選手を追従し続けたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、背景のバランスを考えて撮影が可能です。

    次々に撮影したい選手を変えたい場合は再度シャッターボタンを半押しするか、[スポット]が有効です。
    カスタムキーに[押す間トラッキング]または[カスタム撮影設定登録](AFオンとトラッキングを設定)を割り当てると、切り換えが素早く行えます。

柔道

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

汎用性の高い基本推奨設定([AF被写体追従感度]は[3(標準)]、フォーカスエリアは[スポット: M])が有効です。障害物が多い場合には敏感度をやや粘りのある[2]に、フォーカスエリアをスポット性の高い[拡張スポット]に設定することをおすすめします。
AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定すると、設定したフォーカスエリア内に顔を検出した場合、自動で顔や瞳を追従します。

剣道

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]

汎用性の高い基本推奨設定([AF被写体追従感度]は[3(標準)]、フォーカスエリアは[スポット: M])が有効です。障害物が多い場合には敏感度をやや粘りのある[2]に、フォーカスエリアをスポット性の高い[拡張スポット]に設定することをおすすめします。
選手が防具を装着している場合など顔を認識できない場合があります。
ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。

フェンシング

推奨設定

フォーカスエリア] [スポット: M]
[拡張スポット]
[トラッキング:スポット M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    選手の動きが予想し難く、フォーカスエリアが選手から外れやすい場合に、安定して選手を追従し続けるには[AF被写体追従感度]をやや粘りのある[2]に設定します。
    特定の選手を狙うためには[拡張スポット]がおすすめです。
  • [トラッキング:スポット M]
    一人の選手を追い続けたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。

    試合前後の防具を外したシーンの顔の撮影には、[AF時の顔/瞳優先]:[入]に設定し、[カスタムキー/ダイヤル設定設定]で希望のキーに[押す間顔/瞳優先OFF]または[再押し顔/瞳優先OFF]を割り当てることをおすすめします。試合前後は顔/瞳AFで撮影を行い、防具を装着したら[押す間顔/瞳優先OFF]または[再押し顔/瞳優先OFF]を割り当てたキーを使用すると、他の被写体の顔にピントが移動せずに安定してピントを合わせることができます。

体操、新体操

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3 (標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    新体操の個人競技など一人の選手を追い続けたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    体操競技ではトラッキングで被写体を捉えた後、自由にフレーミングが可能なトラッキングが有効です。

    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    新体操の団体競技などでピントを合わせたい選手を変更したい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]を[3(標準)]にしておくと、ピントが手やポールに引かれることが少なく、安定して追従が行えるようになります。

ゴルフ

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [人物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [2]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    選手の単独の撮影ではフォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    選手を追従中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、他の選手や背景のバランスを考えて撮影が可能です。

    特定の選手だけにピントを合わせ続けたい場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[入]に設定してトラッキングとの併用をおすすめいたします。
    フォーカスエリアを選手の体に重ねると、顔検出が有効な場合は自動で顔や瞳を追従します。
    選手がサングラスを着用している場合など顔を認識できない場合があります。
    ピントを合わせたい人物以外の顔に意図せずフォーカスエリアが移動しまう場合は、[AF時の顔/瞳優先]を[切]に設定することをおすすめいたします。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    [AF被写体追従感度]をやや粘りのある[2]に設定すると、ピントの安定性が向上します。バンカーショットで被写体の前に砂が飛ぶようなシーンでおすすめです。

スポーツ以外

電車、新幹線、その他鉄道

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    電車の先頭車両にピントを合わせ続けたい場合は、[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    予め撮影する構図が決まっている場合は、汎用性の高い基本推奨設定([AF被写体追従感度]は[3(標準)]、フォーカスエリアは[スポット: M])で撮影してください。
    架線など障害物が多い場合には[AF被写体追従感度]をやや粘りのある[2]に、フォーカスエリアをスポット性の高い[拡張スポット]に設定することをおすすめします。

飛行機、航空ショー

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[ゾーン]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [切]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    ピントを合わせたい被写体の近くに他の被写体がいないシーンで、ピントを被写体に追従させたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    特定の機体だけにピントを合わせ続けたい場合は[トラッキング:スポット M]が有効です。
    曲芸飛行などフレーミングが難しい被写体は[トラッキング:ワイド]に設定すると被写体を捉えやすくなります。
  • [スポット: M]/[ゾーン]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[ゾーン]に設定することをおすすめいたします。
    フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめです。空中を自由に飛ぶ航空ショーの撮影などでフレーミングが難しい場合は、[ゾーン]の使用もおすすめです。

野鳥(枝などに止まっている鳥)

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [鳥]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    動きが予測でき安定してフレーミングが可能な場合は、汎用性の高い基本推奨設定([AF被写体追従感度]は[3(標準)]、フォーカスエリアは[トラッキング:スポット M])に設定してください。
    トラッキング開始時のフォーカスエリア外まで自動で追従するため、追従中にフレーミングを調整しながら撮影が可能です。
    フォーカスエリアを鳥の頭部に重ねると、瞳検出が有効な場合は自動で瞳を追従します。
    また、追従中に、[フォーカススタンダード]を割り当てたカスタムキー(お買い上げ時の設定ではマルチセレクターの中央)を押すと、フォーカス枠の位置にトラッキング開始位置を動かすことが出来ます。フレーミング調整によって被写体の位置が変わった場合などにトラッキング開始位置を動かしておくと、追尾し直す場合に便利です。 意図しない被写体を捉えがちな場合は、カスタムキー設定の[押す間トラッキング/顔OFF]を押下することで、一時的に[AF時の顔/瞳優先]: [切]、[スポット: M]の設定に切り替えてピントを合わせ直すことができます。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    障害物が多い場合にはフォーカスエリアを固定する[スポット: M]または[拡張スポット]がおすすめです。
    [AF被写体追従感度]をやや粘りのある[2]に設定して、フォーカスエリアをスポット性の高い[拡張スポット]に設定することをおすすめします。
    鳥の水浴びのシーンなど動きが激しいシーンでは、[AF被写体追従感度]を[1(粘る)]に設定することで、水しぶきや背景にピントが抜けることを低減することができます。

野鳥(大きめの鳥の飛翔)

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:ゾーン]
[トラッキング:スポット M]
[ワイド]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [鳥]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:ゾーン]/[トラッキング:スポット M]
    飛翔のシーンは捕捉性能が高いゾーンのエリアで補足し、トラッキングで追従させることがおすすめです。
    瞳検出が有効な場合は自動で瞳を追従するため、翼などにピントが移動し難くなります。
    複数の鳥がいる状況、または[ゾーン]では地上の草木などを捉えてしまうような場合は、トラッキング開始エリアを[トラッキング:スポット M]などにすることで、意図した被写体を補足しやすくなります。
  • [ワイド]
    飛翔する被写体をフレームいっぱいに大きく捉えて撮影するなど、被写体の動きが激しい場合は[ワイド]に設定すると被写体を捉えやすくなります。
    瞳検出が有効な場合は自動で瞳を追従するため、翼などにピントが移動し難くなります。
    被写体までの距離が遠く、背景の草木などが被写体の近くにある場合は[AF被写体追従感度]を[1(粘る)]に設定することで、背景にピントが抜けることを低減することができます。

野鳥(小鳥の飛翔や飛び込み)

推奨設定

フォーカスエリア] [ゾーン]
[ワイド]
[スポット: M]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [鳥]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [5(敏感)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [ゾーン]/[ワイド]
    高速で水面へと飛び込むカワセミや、飛翔する小鳥など、フレーミングの難しい被写体の撮影はエリアを広めのゾーンにし、[AF被写体追従感度]を[5(敏感)]に設定することで激しい動きへの追従性が向上します。
    手前に向かって飛んでくる小鳥など、ピント合わせが遅れがちになることがある被写体でも、[AF被写体追従感度]を[5(敏感)]に設定することで被写体への追従性が向上します。
  • [スポット: M]
    障害物が多い場合や被写体を上手くフレーミングできる場合には[スポット: M]で被写体を狙うことでピント精度が向上する場合があります。

野生動物/ペット(動きが少ない時や、動きがあっても草などの障害物が無い時)

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[スポット: S]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [動物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    ピントを被写体に追従させたい場合には、[AF時の顔/瞳優先]を[入]にして、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    トラッキング開始時のフォーカスエリア外まで自動で追従するため、追従中にフレーミングを調整しながら撮影が可能です。
    フォーカスエリアを動物の頭部に重ねると、瞳検出が有効な場合は自動で瞳を追従します。
    また、追従中に、[フォーカススタンダード]を割り当てたカスタムキー(お買い上げ時の設定ではマルチセレクターの中央)を押すと、フォーカス枠の位置にトラッキング開始位置を動かすことが出来ます。フレーミング調整によって被写体の位置が変わった場合などにトラッキング開始位置を動かしておくと、追尾し直す場合に便利です。 意図しない被写体を捉えがちな場合は、[押す間トラッキング/顔OFF]を割り当てたカスタムキーを押している間、一時的に[AF時の顔/瞳優先]が[切]、[フォーカスエリア]が[スポット: M]となり、ピントを合わせ直すことができます。
  • [スポット: M]/[スポット: S]
    複数の被写体がいるときやに、草むらや枝などの障害物に被写体が隠れることが多い環境で、特定の被写体に安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[スポット: S]に設定することをおすすめいたします。
    被写体が小さく動きが少ない時に軽微な草などの障害物や背景にピントがとられてしまう場合は、AF-S(シングルAF)に設定し、[ピント拡大]を用いて被写体を拡大表示した状態でオートフォーカスを行うと、ピントが合いやすくなる場合があります。

野生動物/ペット(動きがあり草などの障害物もある時)

推奨設定

フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[顔/瞳AF] AF時の顔/瞳優先]: [入]
顔/瞳検出対象]: [動物]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [1(粘る)]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
  • [トラッキング:スポット M]
    ピントを合わせたい被写体の前を、ボケた草などのごく軽微な障害物が横切るようなシーンでは、[AF時の顔/瞳優先]を[入]にして、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    トラッキング開始時のフォーカスエリア外まで自動で追従するため、追従中にフレーミングを調整しながら撮影が可能です。
    フォーカスエリアを動物の頭部に重ねると、瞳検出が有効な場合は自動で瞳を追従します。
    [トラッキング中エリア枠表示]を[入]にすると、追従中にもトラッキング開始位置が表示されます。被写体の追尾が外れてしまった場合など、素早く追尾し直す場合に便利です。
    また、追従中に[フォーカススタンダード]を割り当てたカスタムキー(お買い上げ時の設定では マルチセレクターの中央)を押すと、フォーカス枠の位置にトラッキング開始位置を動かすことが出来ます。フレーミング調整によって被写体の位置が変わった場合などにトラッキング開始位置を動かしておくと、追尾し直す場合に便利です。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を草などの障害物が多数横切るようなシーンなどで[トラッキング]での追尾が難しい場合は、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]などに設定することをおすすめいたします。

* 写真は各競技等のイメージであり、ILCE-1のサンプル写真ではありません。