昆虫にピントを合わせる (静止画撮影)
昆虫にピントを合わせて撮影する方法を紹介いたします。
ここでは、シャッターボタン半押しを使用して昆虫にピントを合わせる方法を中心に紹介いたします。
シャッターボタン半押しを使用して昆虫にピントを合わせる
設定方法
静止画/動画/S&Q切換ダイヤルを(静止画)にして、静止画撮影モードにします。
-
[
AF時の被写体認識]
MENU→
(フォーカス)→[被写体認識]→[
AF時の被写体認識]→ [入]を選ぶ。
-
[
認識対象]
MENU→
(フォーカス)→[被写体認識]→[
認識対象]→[昆虫]を選ぶ。
-
[
被写体認識枠表示]
MENU→
(フォーカス)→[被写体認識]→[
被写体認識枠表示]→[入]を選ぶ。
-
[
フォーカスモード]
MENU→
(フォーカス)→[AF/MF]→[
フォーカスモード]→
[コンティニュアスAF]を選ぶ。
(止まっている被写体の場合は、[シングルAF]、
[DMF]などを使うこともできます。)
-
[
フォーカスエリア]
MENU→
(フォーカス)→[フォーカスエリア]→[
フォーカスエリア]→希望の設定項目を選ぶ。
関連したカメラのヘルプガイド
使い方ガイド
[
フォーカスエリア]の設定
フォーカスエリア内にある昆虫の頭または全体部位にピントが合うので、できるだけ広い範囲から昆虫を見つけたい場合は、[フォーカスエリア]を[ワイド]に設定しておきます。
昆虫を見つける範囲を限定したい場合は、[フォーカスエリア]を[スポット]、[ゾーン]、[トラッキング:スポット S]、[トラッキング:スポット M]、[トラッキング:スポット L]、[トラッキング:ゾーン]などに設定しておきます。
静止画撮影
ここでは[認識対象]を[昆虫]に設定した場合の説明をいたします。
-
フォーカスエリア内にピントを合わせたい昆虫の頭部または全体部位が入るようにします。
[フォーカスエリア]:[トラッキング:スポット M]の場合
-
シャッターボタンを半押ししてピントを合わせます。*
昆虫を認識してピント合わせを行った場合、昆虫の頭部または全体部位に緑色の認識枠が表示されます。* カスタムキー機能で[AFオン]を割り当てたボタンを押してもピントを合わせることができます。
-
シャッターボタンを深く押し込みます。
ヒント
- 画面内に昆虫が小さく写っている場合や、複数の昆虫が映っている場合に特定の被写体にピントを合わせたい場合は、[
フォーカスエリア]を[スポット]にして被写体に合わせてください。
ご注意
- 被写体または撮影環境によっては、昆虫を認識しない場合があります。「認識しやすい被写体について」をご覧ください。
- 画面内に昆虫が小さく写っている場合や、複数の昆虫が映っている場合に特定の被写体にピントを合わせたい場合は、[
トラッキングと被写体認識の連携
[AF時の被写体認識]を[入]にした場合、トラッキング機能で被写体を追従中に昆虫を認識するとフォーカス枠は自動で認識した昆虫に移動します。
ここでは[認識対象]を[昆虫]に設定した場合の説明をいたします。
-
遠くの被写体をトラッキングしています。
-
被写体に近づき、昆虫を認識した場合、フォーカス枠は自動で頭部または全体部位に移動します。
その他の便利な機能・使いかた
TIPS: カスタムキーの[被写体認識AF]を使用して、一時的に頭部にピントを合わせる
あらかじめ、MENU→ (セットアップ)→[操作カスタマイズ]→[
カスタムキー/ダイヤル設定]を選び、機能を割り当てるボタンを選択後、
(フォーカス)→[被写体認識]→[被写体認識AF]を設定しておきます。
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[被写体認識AF]機能を割り当てたカスタムキーを押します。
昆虫を認識してピント合わせを行った場合は、全体または頭部に緑色の認識枠が表示されます。 -
カスタムキーを押したままシャッターボタンを押します。
認識しやすい被写体について
「チョウ」、「トンボ」、または「ハチ」のような色合い、形状であっても、それらの昆虫の種類、向き、複数の昆虫が動き回るような場面など、撮影環境によっては昆虫を認識できない場合があります。
以下をご参考にしてください。
認識しやすい[昆虫]の例
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形状、輪郭が明瞭
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頭部、腹部、羽の形状、輪郭が明瞭
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形状、輪郭が明瞭なハチ
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頭部、腹部、羽が良好に見える向きと大きさ
認識が苦手な[昆虫]の例
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頭部や腹部や羽がよく見えない場合
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形状、輪郭が不明瞭な場合
(例:暗い場合や単一色の場合)
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形状、輪郭が不明瞭な場合
(例:背景と似た形状、絵柄)
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形状、輪郭が不明瞭な場合
(例:羽を動かし飛んでいる場合)
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チョウ、トンボ、ハチと形状、色、柄が異なる昆虫(例:カマキリ)
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複数の昆虫が群れ、動き回っている(例:ハチ)
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チョウ、トンボ、ハチと形状、色、柄が異なる昆虫(例:テントウムシ)
ヒント
- 昆虫にピントが合っていないときは、被写体を認識しづらい場合があります。この場合は、一度、昆虫にピントを合わせておくと、認識しやすくなります。
誤って[昆虫]と認識する被写体の例*
人工物
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四角い形を含む人工物(例: 窓)
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丸い形を含む人工物(例: 自転車)
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四角い形を含む人工物(例: ソファ)
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丸い形を含む人工物(例: 自動車)
昆虫以外の生物
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例:鳥の頭部
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例:人の顔、頭部
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例:両生類の頭部
*例の被写体以外においても誤って昆虫と認識される場合があります。
* このWebページで使用しているカメラのメニュー画面は簡略化して表示しております。実際のカメラの画面表示を正確に再現しているものではありません。
* Webページで使用している写真・イラストはイメージです。本機のサンプル写真ではありません。