マルチカメラコントロールで複数のカメラを操作する方法(Cyber-shot)
Imaging Edge Mobileを使うと、スマートフォンを使って複数のカメラをコントロールできます。接続方法には2種類あります。アクセスポイントを使う方法(アクセスポイント方式)と、スマートフォンとカメラだけを使う方法(グループオーナー方式)です。
対応カメラ: DSC-RX0, DSC-RX0M2
- RX0とRX0M2の混在や、Action Camとの混在でのマルチカメラコントロールはできません。
アクセスポイント方式でのマルチカメラコントロール接続方法
スマートフォンとすべてのカメラをアクセスポイントにWi-Fiで接続し、アクセスポイント経由で通信します。最大50台のカメラを操作することができます。
DSC-RX0の場合は、本体ソフトウェア2.00以上が必要です。
DSC-RX0M2で6台以上の撮影をおこなうには、Imaging Edge Mobile 7.2以上が必要です。
- (A):スマートフォン
- (B):アクセスポイント
- (C):カメラ(クライアント)
MENU → (ネットワーク)→[スマートフォン操作設定]→[クライアント時のアクセスポイント]より、(C):カメラを(B):アクセスポイントに接続します。
詳細はそれぞれのヘルプガイドをご覧ください。
(C)と(B)の接続が完了したら、(A):スマートフォンでImaging Edge Mobileを起動し、画面右上のから[設定]→[アクセスポイント経由でカメラと接続]をオンにしてください。
マルチカメラコントロールの操作方法については、以下のページをご覧ください。
グループオーナー方式でのマルチカメラコントロール接続方法
1台のカメラを「グループオーナー」に設定してスマートフォンにWi-Fiで接続します。そのほかのカメラは「クライアント」に設定して、グループオーナーにWi-Fiで接続します。最大で5台のカメラを操作できます。
このページでは、それぞれ以下のように記載しています。
- (A):スマートフォン
- (B):グループオーナー
- (C):クライアント
- グループオーナーまたはクライアントとして接続できるカメラは、「DSC-RX0」「DSC-RX0M2」のみです。混在はできません。
- アクションカムのマルチカメラコントロール撮影と組み合わせることはできません。
- スマートフォンとカメラを1台ずつ接続する場合は、手順2の方法で接続してください。
マルチカメラコントロールの接続方法
はじめて接続するときは、以下の手順にしたがい、マルチカメラの設定をおこないます。
このページでは、それぞれ以下のように記載しています。
- (B):グループオーナー
- (C):クライアント
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グループオーナーの事前準備をします
はじめて接続する場合は、以下の手順に従って設定してください。
すでにグループオーナーとクライアントが接続済みで、別のスマートフォンに接続したい場合は、手順2に進んでください。-
グループオーナーとして接続するカメラで、 MENU→(ネットワーク)→[スマートフォン操作設定]→[スマートフォン操作]を選択します。
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[スマートフォン操作]を[切]から[入]にし、[確認]を選択します。
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[接続方式]を押し、[シングル]から[マルチ(グループオーナー)]を押します。
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「「接続情報」でスマートフォンと接続し・・・」と表示されたら、[確認]を選択します。
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スマートフォン(A)とグループオーナー(B)を接続します。
このページでは、それぞれ以下のように記載しています。
- (A):スマートフォン
- (B):グループオーナー
下の手順でスマートフォンに接続してください。
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スマートフォン操作を[入]にしたカメラで、[スマートフォン操作設定]→[接続情報]を選択すると、QRコードとSSIDが表示されます。
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スマートフォンにImaging Edge Mobileアプリをインストールします。最新のImaging Edge Mobileは、以下のページからダウンロードしてください。
インストール済みの場合は、次の手順に進んでください。
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スマートフォンでカメラのQRコードを読み取ります。
機種によって操作方法が異なります。Androidスマートフォン/タブレットの場合
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Imaging Edge Mobileを起動し、[カメラのQRコード読取り]をタップします。
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「カメラのQRコード読取り」のメッセージが表示されたら、[OK]をタップします。
Imaging Edge Mobileに写真と動画の記録を許可しますか?」と表示されたら、[許可]をタップします。 -
カメラに表示されたQRコードをスマートフォンで読み取ります。
スマートフォンの画面に、読み取りが完了のメッセージが表示されたら、[OK]をタップします。 -
スマートフォンがカメラに接続されます。
iPhone/iPadの場合
この手順では、iPhone/iPadをiPhoneと記載しています。
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Imaging Edge Mobileの[カメラのQRコード読取り]をタップし、スマートフォンでQRコードを読み取ります。
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iPhoneの画面で[OK]をタップします。メッセージが表示されたら、再度[OK]をタップします。
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カメラに表示されたQRコードを、iPhoneで読み取ると、プロファイルの画面が表示されます。
[インストール]をタップします。 -
iPhoneにパスコードロックを設定している場合、パスコード(※)の入力が必要になります。
※ご自身で設定したiPhoneのパスコードを入力してください。
画面の指示にしたがって、プロファイル(設定情報)をインストールします。
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プロファイル(設定情報)のインストールが完了したら、[完了]をタップし、「このページを"Imaging Edge Mobile"で開きますか?」と表示されたら、[キャンセル]をタップします。
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カメラに表示されたSSIDの名称を確認します。
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iPhoneのホーム画面→[設定]→[Wi-Fi]→5.で確認したSSIDをタップします。
iPhoneとカメラのSSIDがWi-Fi接続されます。 -
カメラのMENUボタンを押して、撮影画面にします。
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iPhoneのホーム画面に戻って、Imaging Edge Mobileを起動すると、カメラが接続されます。
-
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クライアントの事前準備をします
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クライアントとして接続するカメラで、 MENU → (ネットワーク)→[スマートフォン操作設定]を選択します。
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[スマートフォン操作]を[切]から[入]にし、[確認]を選択します。
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[接続方式]を押し、[シングル]から[マルチ(クライアント)]を選択します。
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「アクセスポイントに設定してください・・・」とメッセージが表示されたら、[確認]を選択します。
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グループオーナーとクライアントを接続します
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クライアントの操作
MENU → (ネットワーク)→[スマートフォン操作設定]→[クライアント時のアクセスポイント]→[確認]を選択します。
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クライアントの操作
[クライアント時のアクセスポイント]より、[WPSプッシュ]を押し、「2分以内にアクセスポイントの・・・」と表示されたら、2分以内にの操作をおこないます。
2分以上経過してしまった場合は、再度同じ操作をおこなってください。
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グループオーナーの操作
MENU → (ネットワーク)→[スマートフォン操作設定]→[WPSプッシュ]を選択します。
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クライアントの操作
クライアントの画面に「登録しました」とグループオーナーのSSIDが表示されたら、[確認]を選択します。
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グループオーナーの操作
接続が完了すると、グループオーナーの画面に「クライアントカメラの追加を続けますか?」と表示されます。他にクライアントを接続しない場合は、[キャンセル]を選択してください。
クライアントを追加する場合は、[確認]を選択して、手順から—までの操作を繰り返してください。
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グループオーナーとクライアントが接続されていることを確認します。
クライアントの撮影画面に、白いが表示されたら接続完了です。
iPhone/iPadの場合は、2. - 3. iPhone/iPadの場合のⅶ.からⅷ.をおこなってください。
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- 2回目以降はこの設定は不要です。電源を入れ直すと、グループオーナーとクライアントが自動的に接続されます。
- すでにマルチ接続済みのカメラにクライアントを追加するときは、前回グループオーナーとしたカメラを再度グループオーナーにすると、そのままクライアントを追加できます。
- グループオーナーの変更後や、グループオーナーで[SSID・PWリセット]や[機器名称変更]をした場合は、再度[黒1]からグループオーナーとクライアントの設定をおこなう必要があります。
マルチカメラコントロールの撮影方法
スマートフォンとマルチカメラが接続できたら、さっそく撮影をしてみましょう。
マルチカメラコントロールの操作方法については、以下のページをご覧ください。
- 水中ではWi-Fi接続はできません。
- 電波環境やスマートフォンの性能によっては、スマートフォン上でライブビュー映像がなめらかに表示されない場合があります。
- [スマートフォン操作]が[入]のとき、カメラのバッテリー消費は早くなります。[スマートフォン操作]を使わないときは、[切]に設定してください。
- MENU操作中は、Wi-Fi機能が一時的に切断されます。一定時間内にMENUを閉じると、自動的に再接続されます。