車/列車や飛行機撮影の設定例

車/列車や飛行機にピントを合わせるためのポイントや設定のコツをまとめました。

電車、新幹線、その他の鉄道

推奨設定

MENU項目 設定値
フォーカスモード] [コンティニュアスAF]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
AF時の被写体認識] [入]
認識対象] [車/列車]
認識対象]→[車/列車]→ 詳細設定 [トラッキング乗り移り範囲]: [3(標準)]
[トラッキング維持特性]: [3(標準)]
[認識感度]: [3(標準)]
被写体認識枠表示] [入]
  • [トラッキング:スポット M]
    通過する電車の前面にピントを合わせ続けたい場合は、[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    鉄塔など電車以外のものを誤認識してしまう場合には認識感度を下げていただくと改善する可能性があります。
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    予め撮影する構図が決まっている場合は、汎用性の高い基本推奨設定([AF被写体追従感度]は[3(標準)]、フォーカスエリアは[スポット: M])で撮影してください。
    架線など障害物が多い場合には[AF被写体追従感度]をやや粘りのある[2]に、フォーカスエリアをスポット性の高い[拡張スポット]に設定することをおすすめします。

飛行機、航空ショー

推奨設定

MENU項目 設定値
フォーカスモード] [コンティニュアスAF]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[ゾーン]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
AF時の被写体認識] [入]
認識対象] [飛行機]
認識対象]→[飛行機]→ 詳細設定 [トラッキング乗り移り範囲]: [3(標準)]
[トラッキング維持特性]: [3(標準)]
[認識感度]: [3(標準)]
被写体認識枠表示] [入]
  • [トラッキング:スポット M]
    ピントを合わせたい被写体の近くに他の被写体がいないシーンで、ピントを被写体に追従させたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定し、さらに[AF時の被写体認識]: [入]と組み合わせることをおすすめいたします。
    特定の機体だけにピントを合わせ続けたい場合は[トラッキング:スポット M]が有効です。
    曲芸飛行などフレーミングが難しい被写体は[トラッキング:ワイド]に設定すると被写体を捉えやすくなります。
  • [スポット: M]/[ゾーン]
    ピントを合わせたい被写体と別の被写体が重なるシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、[AF時の被写体認識]: [切]にしていただいたうえでフォーカスエリアを[スポット: M]または[ゾーン]に設定するか、[AF時の被写体認識]: [入]で[トラッキング:スポット M]とし、[トラッキング維持特性]を[5(粘る)]に設定することをおすすめいたしします。
    空中を自由に飛ぶ航空ショーの撮影などでフレーミングが難しい場合は、[ゾーン]の使用もおすすめです。

カーレース、カート

推奨設定

MENU項目 設定値
フォーカスモード] [コンティニュアスAF]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[スポット: M]
[拡張スポット]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
AF時の被写体認識] [入]
認識対象] [車/列車]
認識対象]→[車/列車]→ 詳細設定 [トラッキング乗り移り範囲]: [3(標準)]
[トラッキング維持特性]: [3(標準)]
[認識感度]: [3(標準)]
被写体認識枠表示] [入]
  • [スポット: M]/[拡張スポット]
    ピントを合わせたい被写体の前を別の被写体が横切るようなシーンで、安定してピントを合わせたい場合には、フォーカスエリアを[スポット: M]または[拡張スポット]に設定することをおすすめいたします。
    加速や減速があるモータースポーツ撮影でも、[AF被写体追従感度]の[3(標準)]で安定した追従が可能です。
    フォーカスエリアは汎用性の高い[スポット: M]がおすすめですが、車が遠い場合は、[拡張スポット]に切り替えてください。
    車の模様によっては認識し難い場合があります。その場合は[認識感度]を[4]または[5(高い)]に設定することをおすすめします。
  • [トラッキング:スポット M]
    車の単独撮影など一つの被写体に追従させたい場合には、[AF時の被写体認識]: [入]でフォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。
    このとき、複数の被写体が密集しているケースでは狙いの被写体に安定してピントを合わせるために[トラッキング乗り移り範囲]を狭くする、[トラッキング維持特性]を粘るようにすることが有効です。

オンロードバイク、モトクロス

推奨設定

MENU項目 設定値
フォーカスモード] [コンティニュアスAF]
[AF-C時の優先設定] [バランス重視]
[AF被写体追従感度] [3(標準)]
フォーカスエリア] [トラッキング:スポット M]
[トラッキング:ワイド]
[縦横フォーカスエリア切換] [フォーカス位置のみ]
AF時の被写体認識] [入]
認識対象] [人物]
認識対象]→[人物]→ 詳細設定 [トラッキング乗り移り範囲]: [3(標準)]
被写体認識枠表示] [入]
  • [トラッキング:スポット M]
    ロードレースなど動きが規則的なシチュエーションでは、[AF時の被写体認識]: [入]の状態で[トラッキング:スポット M]で意図した1台を追従させることをおすすめいたします。
    AF時の被写体認識]: [入] 、[認識対象]を[人物]に設定することでヘルメットやライダーに対してピント合わせを行うことができます。
    トラッキング中はフレーミングを自由に変えることが出来るので、バイクや背景のバランスを考えて撮影が可能です。
  • [トラッキング:ワイド]
    モトクロスでのジャンプなど動きが激しいシーンでは[トラッキング:ワイド]に設定すると被写体がとらえやすくなります。
    また、[AF時の被写体認識]: [入] 、[認識対象]を[人物]に設定することで認識したライダーをトラッキングできるため、より安定してピントを合わせることが可能です。
    複数の人物やライダーが構図に入る場合に意図した被写体を撮影したいなど、狙いのある一つの被写体に追従させたい場合には、フォーカスエリアを[トラッキング:スポット M]に設定することをおすすめいたします。

* Webページで使用している写真・イラストはイメージです。本機のサンプル写真ではありません。